セッション単価は「顧客の期待値」で決めよう
フリーのパーソナルトレーナーや独立を目指す方にとって、悩ましいのは自身のセッション単価をいくらと定めるかです。
業界を見渡してみると60分3,000円のお手頃なものもあれば、60分30,000円の高単価なものもあり幅広いですよね。
ではセッション単価ですが、どうやって決めるのが正しいのでしょうか。
スタートする際に「なんとなく」で決めてしまっている方や、周りに合わせてしまっている方が多いように感じます。
ちなみに私もそうでした。
自分のセッション単価は、自身のサービス価値です。
適正な価格を出すには、何を加味すべきなのか。
今回は、セッション単価の決め方についてお伝えしていきたいと思います。
【価値は技術だけではない】
まず、セッション単価を決める際には相場を考えてみることが必要です。
おそらく、60分6,000円くらいでしょう。
この相場を指標とした場合、どこまでのサービスが求められるのかを考えます。
パーソナルトレーナーである我々にお客様が求めているのは何でしょうか?
・正しい知識と経験があるトレーナーがセッションする
・気持ちの良い接客
・セッションしていて苦にならない空間
上記は一例ですので、自身のお客様に当てはめてみて予想してみてください。
そこから、自分の今いる立ち位置を考えてみます。
・まだデビューしたての新人やトレーナー経験がまだ浅い場合
・狭いスペースで数人のスタッフがトレーニング指導する
・そもそも立地が悪い
などお客様の期待値に応えられないようであれば、相場の単価から下げることも考えなければなりません。
もちろん、これらの要素が自身に含まれている場合は
お客様の期待値に応えるためにも改善する必要があります。
相場よりいくら下げるのかというのは独断ではなく、実際に調べてみるのが良いでしょう。
自身が想定している金額と同額、あるいは低い価格で提供しているトレーナーのサービス内容や活動場所を確かめてみてください。
逆に
・経験も知識も充分で100セッション越え、リピート率も高い場合
・内装にお金をかけてお客様がそこでトレーニングをすることに価値を感じる空間つくりをしている
・駅直結で好立地
などお客様の期待値を超えられるのものがあるならば、単価を上げられる要因になります。
この際も、相場よりいくら上げるのかを独断で行うのは危険です。
自身の希望している単価で活動しているトレーナーを調べてみましょう。
中にはお客様の期待値とは関係なく、保有資格が多いという理由で単価を上げる方もいたりします。
ですが、それがサービスに表れないとお客様は納得してくれません。
大事なのは、お客様にサービスの違いを感じて納得して頂くことです。
もちろん資格があるだけでも選ばれる要因にはなりえます。
しかし一番大事なのは、お客様が満足して頂ける項目を増やしていくことが単価アップに繋がっていきます。
【終わりに】
いかがでしたか?
以前のブログでも話題にしましたが、ビジネスを成長させるためには単価とセッション数が大事です。
セッションがいっぱいになってきたら、単価アップをしていくことでビジネスを成長させることができます。
しかし単価をあげるためには上記の通り期待値に見合う価値を出さないといけませんので工夫をしていきましょう!