単価アップで気をつけたい集客とのバランス
以前からこのブログでも紹介しているように、パーソナルトレーナーがステップアップをする為には、縦の軸(単価)を上げるか、横の軸(セッション数)を広げるかになってくると思います。
そして、フリーランスで活動する多くのトレーナーは、単価を上げられるように考えながら活動しているはずです。
私も同意見で、単価を上げることは全く悪いことだと思いませんし、これからたくさんの経験を積んで、お客様に還元していけば良いと思っています。
ですが、単価を上げたら全てがうまくいくわけではありません。そこで今回は、単価アップで気をつけたい集客とのバランスについてお伝えしていきたいと思います。
【単価を上げると集客しにくくなる】
冷静に考えれば当たり前のことなのですが、単価を上げると集客がしにくくなり、リピート率も下がってしまいます。我々のビジネスモデルは、1回売って終わりではなく、継続して頂くことによって効果が出てくるものですのでリピート率が下がるとセッションが増えなくなり、ビジネスの成長は遅くなってしまいます。
例えば、週1回の頻度でセッションを実施する場合、1セッション5,000円と1セッション10,000円では月額20,000円と40,000円で20,000円の差が出てしまいます。
20代のお客様で考えた場合、月に20,000円を払って身体を変えたい方はいると思いますが、月に40,000円払ってまでという方は、ほとんどいないはずですし、そもそも払えないということもあるかもしれません。
ですので、単価をアップするということは、商圏を狭めているということにもなります。
仮に、既存のお客様が単価アップに納得して頂いたとしても、そのお客様が永久的に継続してくれる保証なんてどこにもありません。お客様に何かが起こって辞めてしまった時は、当然新規のお客様を集客しなければならないのです。
その時の方法は考えていますか?単価アップをする時は、その場だけでなく、その先も考えなくてはならないのです。
【終わりに】
いかがでしょうか?
単価を自分が成長をする為には必要不可欠だとは思いますが、お客様のこと、集客のことなどあらゆる面で総合的に検討する必要がありますね。
弊社もこの秋からリニューアルという形で単価アップをしましたが、集客は単価アップ前と比べるとやはり低下気味です。
とはいえスタッフの成長もありリピート率は横ばいなので今のところは問題は生じていません。
また弊社が狙っている層のお客様も増えているので単価アップは成功だったかなと思います。皆さんもビジネスを成長させるために総合的に考えて単価アップを狙っていきましょう。