並木隼人公式ブログ

株式会社エスライフジャパン代表取締役の並木隼人公式ブログ

業務委託とジム開業のメリット・デメリット

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今はフィットネスクラブで勤務しているけれど、今後はフリーランスのトレーナーとして活動していきたい!

でも実際にフリーランスになった場合、どのように活動していくのが良いの?
活動場所はどうする?
メリット、デメリットは?

今回はそんなお悩みを持っている方へ、業務委託契約とジム開業はどちらの方が良いのかをお伝えしていきます。

 

 

【そもそも業務委託契約ってなに?】

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業務委託契約という言葉はフィットネスクラブに勤務したことがある方は聞いたことがあるかと思います。

業務委託契約とは
仕事を依頼され自己の裁量と責任においてその仕事を行うことです。

パーソナルトレーナーでいうと、
「パーソナルセッションをご自身の責任のもとで、うちのスポーツクラブで会員様に提供してください。」
ということになります。

【スポーツクラブとの業務委託契約を結んだ場合】

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まず契約をする前に、実技や筆記試験、民間資格保有している条件があります
そして契約の多くは、会社(スポーツクラブ)対個人(自分)です。

契約をすると、スポーツクラブの会員様を対象に有料のセッションが実施できます。
その際、頂いた金額の20%〜30%を会社側に支払い、残りが自分の報酬となります

クラブの営業時間内は自由に営業活動ができ、そこで興味を持った会員様にセッションをしていきます。
完全成果報酬となり、お客様がいなければ当然報酬はゼロです。

【ジムを開業した場合】

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近年ではマイクロジムと呼ばれるようなマンションの一室でジムを開業するケースが増えています。
今回はマンションの一室で開業するパターンに触れていきます。

スポーツクラブとは違い、実技や筆記試験はなし、資格もいりません
まずは自分が活動する場所(マンション)を選ぶところからスタートです。

オーナーの許可を得て、契約することが出来たら、室内を自分好みのジムにしていきます。
もちろん、契約や器具の初期費用は自己負担です。

そこにお客様を自分で呼んでセッションをしていくのです。
こちらはスポーツクラブの会員様限定ではなく、どのお客様でも自由に呼ぶことが出来ます。
しかし集客は自分で行わなければなりません!
ただし完全成果報酬なので、業務委託のように会社に支払うものはありません。

 

n-hayato.hatenablog.com

【お金の管理の違いは?】

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ざっくりとスポーツクラブは○○%会社側にバック、ジム開業はバックなしという違いがありますがお金の管理の面で業務委託は少しメリットがあります。

スポーツクラブの業務委託の場合は売上から会社取り分を引き、更に源泉所得税を差し引き、その残りが報酬として口座に振り込まれます。

ですので税金をある程度毎月国に収めてくれ、一年が終わったタイミングで個人が税務処理をしやすいようにしてくれているのです。

一方、ジム開業は全て自分で収めないといけません。
儲かったからと言ってたくさんお金を使っているといきなり税金関係の大金が請求されてしまうのです。

 

n-hayato.hatenablog.com

【2つを比較してみよう】

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お金の管理の面はザックリ比較しましたが、業務委託とジム開業のメリット・デメリットを比較してみましょう!
どちらが自分に合っているのか参考にしてみてください。

スポーツクラブのメリット

〇税務処理の手助けがあり活動に集中しやすい。
〇ジムの会員様に営業するので、顧客が獲得しやすい。
〇顧客の予約管理がスムーズ。

スポーツクラブのデメリット

〇自由度が低い傾向にある。
〇売上の数%は会社側に支払わなければならない。
〇顧客はスポーツクラブの会員限定になる。

 

ジム開業のメリット

〇運営の全てを自由に決めることが出来る。
〇売上は全て自分の利益になる。
〇顧客は誰を呼んでも構わない。

ジム開業のデメリット

〇売上管理などを全て自分でしなければならない。
〇初期費用がかかる。
〇顧客の管理も全て自分でしなければならない。

終わりに

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いかがでしたでしょうか?

どちらにもメリット・デメリットがあります。

私はフリーランスで成功してからストレッチ店を開業しました。
今でも独立の支援や相談を受けていますが、このブログを読んで初めてわかったことがあった場合はスポーツクラブの業務委託から始めた方がやりやすいと思います。

どちらの場合でも大切なのは
自分で顧客を獲得しなければならない。
ということです。

そのためにもまずはセッションに集中して顧客を増やしていき、そこから集客や税金などの準備や勉強をしてから開業がスムーズかもしれません。

自身の立ち位置は今どこにあるのか。
またメリット・デメリット、リスクなどを考慮しつつ独立へ向けて行動していきましょう。